重慶マンションで本格カリー香港といえば重慶マンション。ここは知る人ぞ知るバックパッカー向けの簡易宿泊所(笑)です。チムサッチョウの地下鉄駅から1分という立地の良さにもかかわらずある種独特の雰囲気をかもし出し、地元香港人すら寄せ付けないこの建物。入り口の両替商に並ぶ数人のヨーロッパ人を除いたら、インド系とアフリカ系の民族で通路はごった返してます。 アフリカの民族衣装やサリーをまとった彼らにはさして恐怖(笑)は感じない私ですが、全身グレーの衣装できめている黒人の団体はちょっと怖い(^^;))。。 何度見ても一向に慣れることはありませんでした。 3階以上は宿泊所(ホテルなどという代物ではありません)、低層階はインド土産物店、サリーの仕立て屋さん、インド・パキスタンの食材店、そうそうインド音楽や映画のCD&DVDショップなんかもあります。 この宿泊所、以前に私の友人が泊まりました。1泊800円、枕200円で窓なし個室。ひとつの鍵でどの部屋も入れるため、外出時は枕を持ち歩かなくてはならなかったそうです。盗まれてしまうから。。でも、恐怖は感じなかったそうですよ。 入り口付近の両替商を過ぎ、怪しげな客引きをからかいながら奥に進むと不気味な非常階段。まるで地獄に向かうかと思えるような暗く汚くカレー臭い階段を制覇すると 待ちに待った本格インドカリーが私たちを温かく迎えてくれます。 ちょっと怖いけど行ってみたいという方。入り口に立つ客引きの誘いに乗る事をお勧めします。実は私、最初の2回は知合いと一緒に行きましたが、それ以降は入り口の客引きについて行ってみました。ちゃんとインド料理のお店に連れて行ってくれましたよ。(^o^) もちろん、彼らが持つメニューと身分証は十分確認。彼らがお店の看板がない部屋に入ろうとしたらすぐ逃げてくださいね。 夫が「週末重慶マンションにカレーを食べに行くんだ!」と香港人同僚に話したところ、「腕時計と指輪ははずしていったほうがいいよ。」と言われたそうです。「腕ごと切り落とされるから。。」 ナン、カレー、タンドリーチキン2人前、ビール2本で1000円也。私の一押しスポットです。 一応、ここへ行く時はそれなりの準備をします。地味な洋服(夫には擦り切れたTシャツ)、お金はポケットへ直に、そして夜9時前にはチェックを済ませる・・・香港島にある我が家から40分かけた上に、こんな周到な準備をしてまでも出かける価値がある!!と私たちは思ってます。 |